MRM Forum 2020

テクニカル・シンポジウムTechnical Symposium

高分子ナノメカニクス –材料からライフサイエンスまで–TS-6

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SCOPE

このシンポジウムでは、高分子材料のナノスケール力学物性の理解、またそこで得た知見に基づく革新的高分子材料の創製を目指して、ナノレオロジーやナノトライボロジーといった分野を含む高分子ナノメカニクスについての議論を行う。高分子の物性を制御するためには、分子構造やミクロ構造とマクロ物性の相関を解明することが必要不可欠である。例えばネットワークポリマーにおいては架橋密度や構成分子のダイナミクスが材料の力学強度を決定づける重要な因子であることはわかっているが、その詳細は未だ明らかにされていない。このシンポジウムでは、分子デザイン、最新の測定技術、またシミュレーションなどを組み合わせ、力学的刺激に対して高分子の内部構造がどのように応答するのかを明らかにするような研究を多く集める。
また、異なる科学分野間での協力体制の構築と研究者間の共同研究のへとつながることを期待して、咀嚼、嚥下、消化挙動を含めた食品と食品素材の物性に関する研究も歓迎する。

TOPICS

  • 分子デザインに基づく高分子構造・力学物性の制御
  • 構造・力学物性評価のための最新技術
  • 高分子ダイナミクスのためのシミュレーション解析
  • マクロからミクロの視点でみた食品の力学物性

ORGANIZERS

中嶋 健
東京工業大学
松川 真吾
東京海洋大学
眞弓 皓一
東京大学
陣内 浩司
東北大学
増渕 雄一
名古屋大学
酒井 崇匡
東京大学
西成 勝好
湖北工業大学(中国)
小椎尾 謙
九州大学
TS-1 構造材料の基礎科学
TS-2 ハロゲン化ペロブスカイト構造、物性、光電変換機能、およびデバイス特性の最前線
TS-3 分極に由来する物性発現と新機能材料
TS-4 物質材料科学における量子ビームの連携利用の現状と将来
TS-5 動的分子アーキテクトニクス
TS-6 高分子ナノメカニクス –材料からライフサイエンスまで–
TS-7 材料機能・物性を理解・制御する表面・界面・局所空間における水研究の新しい科学
TS-8 炭素リサイクル触媒科学
TS-9 スマートプロセッシング
TS-10 物質・資源循環技術
TS-11 Environmental Literacy and Materials Technology for Establishing the Sustainable Society ★国際シンポジウム